X-Nucleoの事前準備 – STEP100

STEP100 (X-NUCLEO-IHM03A1)

IHM03A1 と Ethernet Shield では使用するピンが以下の通り重複するため、IHM03A1 側でピンの変更を行います。

Arduino (Ethernet) 初期状態 変更後 firmware 備考
D0
D1
D2 FLAG FLAG 不使用
D3 LED オプション
D4 SD CS BUSY SD CS #1
D5
D6
D7
D8 RST RST RST - PowerSTEP01
D9 STCK STCK 不使用
D10 CS CS CS - W5500 #2
D11 MOSI MOSI MOSI - PowerSTEP01
D12 MISO MISO MISO - PowerSTEP01
D13 SCK SCK SCK - PowerSTEP01
A0 ID ID 不使用
A1
A2 CS CS - PowerSTEP01 #2
A3
A4
A5
MOSI MOSI MOSI - W5500 SPIピンヘッダ
MISO MISO MISO - W5500 SPIピンヘッダ
SCK SCK SCK - W5500 SPIピンヘッダ

1: SD CS と PowerSTEP01 BUSY

Ethernet Shieldに乗っているSDカードを読み取る際にD4ピンをCSとして使用しますが、IHM03A1 においてもBUSYピンとして使われています。残念ながら両者ともピンを簡単に変更できないので、IHM03A1のほうで脚をカットしてしまいます。BUSYピンはPowerSTEP01がBUSY状態であることを表すピンですが、同じ情報をSPI経由で取得できるため、特段Arduinoと接続する必要はありません。切ってしまって大丈夫です。

file

2: W5500 CS と PowerSTEP01 CS

Ethernet Shieldに乗っているW5500(またはW5100)のCSピンと、IHM03A1上のPowerSTEP01のCSピンがどちらもD10に配線されていますので、IHM03A1側を変更します。IHM03A1のR10についている0Ω抵抗を取り外し、それをR9のパッドに取り付けます。そうすると、PowerSTEP01のCSピンはD10からA2ピンへ変更されます。

file

抵抗を取り外す際は、両側のパッドを同時に加熱する必要があります。はんだごてを2本使うのが最もやりやすいです。

Back to top