ネットワークとDIPスイッチの設定
DIPスイッチの設定

基板上のDIPスイッチを用いてIDを設定します。IDはOSCメッセージの返答に使われるほか、IPアドレスや送信ポート番号にも反映されます。
IDは2進数で設定します。DIPスイッチによる2進数での設定はこちらが参考になります。
ディップスイッチによるチャンネル設定
ネットワークの設定
初期設定
項目 | 初期値 |
---|---|
IPアドレス | 10.0.0.100+ID |
MACアドレス | 0x60, 0x95, 0xCE, 0x10, 0x02, 0x00+ID |
返信先アドレス | 10.0.0.10 |
OSC受信ポート | 50000 |
OSC送信ポート | 50100+ID |
IPアドレスとOSC送信ポート
初期状態では、IPアドレスの最終バイトと、OSC送信ポートにIDが加算されるようになっています。 これによって、同じファームウェアと設定ファイルを用いて複数のデバイスを制御できるようになります。OSC送信ポートについては、受信側でメッセージの送信元IPアドレスが取り出せる場合は、IDを加算せずに同一のポート番号へ送信するようにして構いません。
これらの機能は、microSDカードによる初期設定を行うことでオフにできます。
MACアドレス
本デバイスには個別のMACアドレスを割り振っていますが、初期値は上記の通りになっています。このアドレスは弊社で確保しているMACアドレスのうち、テスト用に社内で割り振っているものです。
本デバイスの1枚1枚には個別のMACアドレスが割り振られていて、裏面のシールで確認できます。
上のPから始める番号はシリアル番号で、その下の段の12桁の16進数がMACアドレスです。 割り振られたMACアドレスを使用するには、設定ツールを用いて設定ファイルを作成し、microSDカードから読み込ませてください。または、直接ファームウェアにアドレスを書き込んだうえでコンパイル&書き込みする方法もあります。
microSDカードによる初期設定
ネットワーク設定をはじめ、各種の初期値を設定ツールから書き出して、microSDカードに入れて本デバイスに読み込ませることが可能です。詳しくは microSDを用いた設定 を参照してください。